花粉症と風邪、症状は似たようなものになりますね。くしゃみ、咳、鼻水…。
最初は鼻水だけだったのが、鼻水が喉を通ることで咳を誘発したり頭が重くなるなどの症状も出てきます。
熱が出なければ市販の薬で何とかおさえたいけど、花粉症と風邪では市販薬も選ばないと効き目がないのかも、と悩みます。
ここでは花粉症と風邪の見分け方をお伝えしていきます。
花粉症と風邪の違い
根本的な違いとして、風邪はウィルスが原因で、花粉症は花粉=アレルゲン(アレルギーの原因物資)が原因です。
特定の花粉の抗体ができると、その花粉が体内に侵入したときに、細胞からヒスタミンなどが大量放出され、それが抗体の受容体と呼ばれる部分に取り付きます。
すると体の各所に炎症を起こすのですが、それをアレルギー症状と呼んでいます。
花粉症含めアレルギー症状
鼻水、眼・鼻・口腔内や喉の痒み、くしゃみ、
涙目、発疹、皮膚の痒みなど
風邪の症状
鼻水、くしゃみ、咳、発熱、喉の痛み、
倦怠感(体がだるい)、関節の痛みなど
大きな違いと言えば上記のものなので、
眼や皮膚が痒い→花粉症(アレルギー)
発熱や関節・喉の痛みがある→風邪
となりますね。
ですが、花粉症で微熱が出たり頭が痛くなったりすることはあります。それは花粉症でも炎症を起こすと、鼻の中で膿が溜まったりすることもあり、膿が溜まりすぎると副鼻腔炎等を引き起こしてしまい、そうなると花粉症から始まって熱が出たということになるのですね。
また最初は水っぽいサラサラの鼻水が、途中から黄色くなったり、頭痛など他の症状が出てきた場合は、風邪など細菌感染の可能性もでてきます。そのときにはすぐに病院で診察を受けましょう。
また、花粉症の場合だと、マスクをしていればくしゃみはかなり収まることが多いです。それも判断材料にしてみて下さい。
鼻水の色や性質の違い
また鼻水の色や性質で、花粉症か風邪かの判断の目安になります。
花粉症:比較的サラサラ、透明
風邪:ネバネバ、黄色or緑色
鼻水に色が着いているのは、体内に侵入した細菌及びウイルスを倒す為に働いて死滅した白血球や免疫細胞が、鼻水に含まれる事に基づいています。
つまり、粘り気のない、本人の自覚とは無関係に、タラーっと垂れる鼻水の場合は、花粉症を含むアレルギーの可能性が高くなります。花粉は鼻水がサラサラしています。
花粉症でも総合の風邪薬なら鼻水を止める薬が入ってるので効果はありますが、余計な成分も入ってるので病院で薬を出してもらうかドラッグストアで抗ヒスタミン薬を買いましょう。
風邪や花粉症の症状別でおすすめの市販薬が載っているサイトなので参考にしてください。
まとめ
最後までお読みくださりありがとうございました。あまり長引くようでしたら、病院で診察されてくださいね。