手紙

喪中の暑中見舞い残暑見舞い、書き方と返事の文例

喪中の場合でも、年賀状などおめでたいことと違い、暑中見舞いや残暑見舞いは出しても構いません。

年賀状はなぜ出さないのかというと、もともと喪中とは、「喪に服している期間」のことで、一定の期間故人の死を悲しみ身を慎むことです。

範囲は一般的には二親等まで。一親等とは故人を中心として、両親・配偶者・子と、二親等とは兄弟姉妹・祖父母・孫までとされています。

神道の概念から来ている風習で、身内に死者が出ると死=穢れ-ケガレと言い、他の人に波及しないように、他人との付き合いを絶つという習わしが、今も年賀状などの挨拶を控える、というところに残っています。ちなみに仏教では人の死を穢れとはみなさないため、お寺でもお葬式をあげます。

暑中見舞いや残暑見舞いは、相手の体を気遣う便りである「お見舞い」なので、喪中は関係ありません。そして、年賀状を出さずに寒中見舞いとするのも、正式には「年賀欠礼状」と言う名前があり、自分が喪中であることを知らせるためのはがきではなく、喪中なので新年を喜ぶ挨拶を控えることを詫びるためのものです。

そういった理由から暑中残暑は送っても問題ないのですが、中には故人との関係上、亡くなったことをお知らせしておいたほうが良いのではないか、という相手もいらっしゃると思います。もしも「送るべきかどうか」と悩むなら、送っておいたほうが良いでしょう。

ここではそういう場合の文例をお伝えします。

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自分が喪中の場合の暑中見舞い・残暑見舞いの文例

あなたも故人も知っている相手に送る場合(故人に近い間柄・故人の友人など)

暑中お見舞い申し上げます  ※この文だけ句読点なし、本文はあり

梅雨が明け、暑さが厳しくなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。

実は、去る○月に父 □□が逝去致しました。生前は良くして頂きまして、心よりお礼申し上げます。

父は甘い物が好きだったな、なんて思いながら初盆を迎えます。

どうぞご無理はなさらぬよう、ご自愛下さいませ。

平成○○年盛夏

あなたは直接知らないけど故人から名前を聞いたり故人との間柄がはっきりと分かる相手に送る場合(故人の学生時代の友人・故人の会社関係)

暑中お見舞い申し上げます ※この文だけ句読点なし、本文はあり

梅雨が明け、暑さが厳しくなって参りましたが、皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。

実は、去る○月に母□□が逝去致しました。

生前のご厚情に暑く御礼申し上げると共に、謹んでお知らせ申し上げます。

時節柄、どうぞご自愛くださいませ。

平成○○年盛夏

葬儀などに来てくださり、喪中を知らせる必要がない場合

暑中お見舞い申し上げます

毎日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

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父 □□の葬儀には、お忙しい中ご参列(※葬儀は会葬、通夜は参列という言葉を用います)頂きましたこと、謹んで御礼申し上げます。

父はビールが好きだったな、などと思いながら過ごしています。

お体の調子を崩されないよう、どうぞご自愛くださいませ。

平成○○年盛夏

改まった相手に向けて
 

残暑お見舞い申し上げます

立秋とは名ばかりで、暑さ厳しき日が続いておりますがお変わりなくお過ごしの事と存じます。

父 □□の葬儀には、お忙しい中ご参列(※葬儀は会葬、通夜は参列という言葉を用います)頂きましたこと、謹んで御礼申し上げます。

時節柄、ご自愛下さいませ。

平成〇〇年立秋

などです。故人との関係、自分も知っているかどうか(顔を合わせていたか)で、書く内容が変わってきます。

印刷で出される場合は改まった文章が無難です。もし先に暑中見舞いや残暑見舞いを頂いたときなどに、返事としてお使い下さい。

差出人の名前の書き方

もし自分が嫁いでいたり、故人と名字が違う場合は、相手に自分と故人の間柄がわかるように、(〇〇長女)などと書きます。

表書きに相手の名前と住所を書き、差出人の名前を嫁いだ先の名字でフルネームで書き、その横に小さく(〇〇長女)と書いておくと相手も返事がしやすく、書きやすいです。ご住所はご実家でも自分の住んでいる住所でも構いませんが、住んでいる住所のほうがやり取りをする上では良いと思います。もしもご実家に故人の配偶者がいらっしゃるのであれば、ご実家の住所で出します。

喪中の方への文例

喪中の方に送る場合には、ハガキの絵柄を賑やかすぎないものにするなど気をつけるとともに、お悔やみや励ましの言葉を添えるといった気遣いも必要です。

暑中お見舞い申し上げます

○○さんがご逝去なされて、

謹んでお悔やみ申し上げますと共に、○○さんのご冥福をお祈り申し上げます。

梅雨が明けるとともに、ますます暑さが厳しくなっておりますので、

お体の調子を崩されることのないよう、どうぞご自愛くださいませ。

平成○○年盛夏

亡くなったことを、頂いた暑中見舞いや残暑見舞いなどで知った場合の返事

残暑お見舞い申し上げます

〇〇様の訃報に接し、驚きました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ご家族の皆様もご心労のことと存じますが、

どうぞお体を大切になさってくださいませ。

平成〇〇年 晩夏

まとめ

最後までお読みくださりありがとうございました。素直に、相手を気遣ってこそのお見舞いだと思います。ご参考になると幸いです。

手紙の基本の書き方・文例
改まった相手へのお礼状の書き方・文例
ハガキでのお礼状の書き方・文例

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