海外に住む友人に年賀状を送りたい!けど、年賀状って日本以外にも習慣があるのかな?
アメリカでは、1年の中でクリスマス時期が一番のイベントです。
すごーくざっくりとですが、
クリスチャンの方はクリスマス。
ユダヤ教の方はハヌカ。
その少しあとにアフリカの方が祝うクワンザ。など。
なので、年賀状ではなくクリスマスの時期に、グリーティングカードを送りましょう。
そのカードに新しい年を祝うような内容を書くと良いですね。
なぜ年末にグリーティングカード?
海外の習慣として、通常1月2日からはすっかりホリデームードはなくなり、仕事が始まります。
日本では両親と離れて暮らしている場合に、お盆とお正月に帰省したりしますが、アメリカではクリスマスの時期がそれにあたります。
クリスチャンの方には、「どうしてクリスマスなのに日本には帰らないし、両親に電話でメリークリスマスも言わないの?」と不思議がられたりします。
こういうことから見ても、日本でのお正月=クリスマスの時期、年賀状=グリーティングカードなんですね。
余談ですが、「日本ではお正月に電話をして挨拶するし、年末にはお世話になった人にお歳暮を贈るんだよ」と説明しても、理解できないみたいです。
クリスマスプレゼントじゃないの?なんで年明けなの!?と。
文化がそれだけ違うのです。
送る時期
グリーティングカードを送る時期というと、=クリスマス時期と考えると、12月25日前に届くように送りますよね。
ですが、その時期はプレゼントも郵便で送るため、12月15~20日になってからカードを送っても、12月25日までに届かないということもあります。
日本の年賀状のように決まった日に配達されるという仕組みではなく、発送されたらすぐに配達されます。クリスマスや正月は祝日なので配達されません。
なのでいつ送れば良いかと言うと、感謝祭(11月の第4木曜日)が終わる頃、11月末頃に発送するのがタイミング的にバッチリです。
アメリカやカナダ、イギリスでも12月に入るとグリーティングカードが届くようになります。
家や会社によっては、年賀状としてHappy New Year!がクリスマスカードに乗っていても、グリーティングカードが来た順に壁にセロテープで貼っていきます。 クリスマスツリーのように三角に壁に貼っていくところもあります。
日本から海外に送る場合、12月25日までに確実に届けられる為には、11月末がベストですが12月の遅くても10日までには投函しましょう。(送り先国によって多少前後するようです)
グリーティングカードの絵柄
クリスマスを祝わない宗教の人(例えばイスラエル系)もいますから、お相手の宗教が分からなければ、「Merry Christmas」の文字入りは避けた方が良いです。「Happy Holiday」か、「Season’s greetings」が無難です。
そして1枚のポストカードではなく、二つ折りのカードが一般的です。
ですが、家族の写真を入れたポストカード、一年の行事を載せた写真集のポストカード、など封筒に入れて送る人も多いです。受け取った人も普通のカードより楽しんでいます。
絵柄は外国に送るものですので、それこそ日本的な風景はいかがでしょうか?
私の友人はヨーロッパの仕事の得意先に、毎年京都だの奈良だのの、きれいな紅葉や桜の満開のお寺などの写真を送っています。
それから、日本には外国人には想像を絶するような、凝った物があります。
東急ハンズ、ソニープラザ、伊東屋などが種類が多いです。
地方でもその土地でちょっと大きめの文房具屋さんなら、取り扱いはあると思います。
手染め友禅紙カード↓

さくらカード↓

和風着物カード↓

まとめ
最後までお読みくださりありがとうございました。外国の方へ送るカードのご参考になれば嬉しいです。